センベロ(1000円で酔える)で楽しめる居酒屋など、コスパ最強なグルメの拠点として知られている亀戸。しかし、良心価格なのは飲食店だけではない。実は食料品、中でも野菜がとにかく激安なのだ。
特に、亀戸5丁目の中央通商店街の八百屋は規格外の安さだ。あまりの安さから、先月「月曜から夜ふかし」というテレビ番組で、亀戸の八百屋「八百関商店」が取り上げられていた。放送では、なんとホウレン草が3袋で98円と言う破格の値段で販売されている、といった内容であった。
その他、中央通商店街には「栗田青果」や「亀戸市場」など激安の八百屋が連なっている。
また、亀戸2丁目団地内にある「新鮮市場」は、野菜はもちろん食料品全てが安いスーパーだ。団地に住んでいる人を始め、隣町からも、わざわざ安い食材を求めて訪れる人が多くいるほどである。
どのお店も連日多くの買い物客で賑わい、活気を見せているが、果たして本当に安いのだろうか?TVのパフォーマンスだったりしないのだろうか?
今回は、そんな亀戸の激安野菜の値段がどれだけ破格なのかを調査するべく、都内の一般的なスーパーの野菜の値段と比較して、いかにぶっとび価格なのかを紹介していこうと思う。
レタスが3玉で〇〇円!ぶっとび価格の野菜が盛りだくさん
我々タートルズは亀戸の八百屋・スーパーを何軒かハシゴし、1番コスパの良かった野菜を購入してきた。まずはその野菜たちをご覧いただこう。
こぶしと同じ大きさ!真っ赤なトマト
まずはこちらの大きなトマト。お値段は2個で200円。トマト2個で200円なら言うほど安くないのでは?と思われるだろうが、驚くのはその大きさ。なんと成人男性のこぶしと同じくらいの大きさなのだ。おそらく2個で4個分くらいの量はあると思う。そう考えるとコスパ最強ではないだろうか。
1玉ですら安すぎる!レタス3玉
続いてはレタス。なぜか単体では売られておらず、レタス3玉が最小単位であった。では、値段も通常の3倍であろうと予測したのだが、なんと3玉で50円。普通のスーパーなら1玉の値段ですら安すぎるが、これが亀戸価格である。
デメリットは、3玉もあるとかさばることくらいだ。
4パックで1箱!あま〜いいちご
レタス3玉に続き、いちごは4パックから売られているという謎の最小単位シリーズ。亀戸の商店は、セット売りしないと気が済まないのだろうか。気になるお値段は4パックで580円。レタス同様、1パックの値段なのだが、量は4倍。いかに亀戸価格がぶっとんでいるかがおわかりいただけるだろう。
デメリットは、箱が大きいので持ち運ぶのが少々めんどくさかったことだ。
インパクト大!2つ入りパイナップル
立派な大きさのパイナップルが2つ入りで400円。1つあたりの価格で、セット売りにするのが本当に好きなようだ。
デメリットは、イガイガしていて持ち運びにくいということだ。とても痛かった。亀戸の激安野菜、持ち運びにくい問題も同時に取り上げるべきだった。
購入したものすべてを並べてみるとこの量だ。
迫力満点だが、これで合計1230円である。1000円あれば酔えるセンベロの町だけでなく、1000円と少しあればこれだけの野菜と果物が買えちゃう町でもあるとは、恐れ入った。
ちなみに、価格が安くても味が劣っていては意味がないのでは?とお思いの方もいるだろう。大丈夫、すべて美味しいのである。いちごは個体によっては酸っぱいものもあったが、高級いちごでもない限り、個体差があるのは仕方ない。何よりパイナップルにテンションが上がった。カットする前の本来の姿で売られているので、家でパイナップル屋台ごっこを楽しめるというのは嬉しい。
さて、ここまで激安だった亀戸の野菜。同じものを都内の一般的なスーパーで購入するといくらになるのだろうか?
検証は後編にて。
※販売価格は仕入れ状況などによって変動いたしますのでご了承ください。
※本記事は緊急事態宣言前に撮影・取材しております。
Edit by カメイドタートルズ編集部