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  • >人気ドラマから有名映画まで!名作に生きる亀戸をシーンとともにご紹介

最近、亀戸におけるデカ盛り弁当のお店、キッチンDIVEがテレビメディアに頻繁に取り上げられている。亀戸の店舗や名所が全国的に話題になるのは、我々カメイドタートルズとしても大変喜ばしいことだ。

一方で、亀戸であるとうたわれてはいないものの、皆さんが普段何気なく視聴しているテレビドラマや映画に、実は亀戸がロケ地として登場しているのをご存知だろうか。
亀戸は都心から近くアクセスが良いのと合わせて、新旧入り混じった町のため様々な作品のロケ地に向いているのだ。豊富なグルメ、どこか懐かしさを感じる店、見晴らしのいい景観スポット、歴史的名所など、あらゆる作品に対応できる懐の深さがある。

今回はそんな映像作品のロケ地となった亀戸を、そのシーンとともに紹介。大人の事情で映像自体を使用することはできないので、ご興味のある方は実際に作品を見て確かめてみてはいかがだろうか。

亀戸の中華料理店が登場!『孤独のグルメ』

まず、はじめに紹介するのは『孤独のグルメ』。主人公の井之頭五郎(松重豊)が各地の飲食店を巡り、そこで出会った料理の味を独特の感想とともに紹介する人気ドラマだ。Season8まで制作されているのだが、Season5の第10話では亀戸の中華料理店「菜苑」が登場した。

五郎が食したのは、「餃子」と「純レバ丼」。純レバ丼は五郎曰く、「ネギ盛りすぎ。ネギの雪山賛歌」「うわぁ、濃い。まさにガツン」だそう。とにかくネギが盛り盛りで、エネルギッシュな一品となっている。ぜひ、お店を訪れて同じセリフを呟きながら登場メニューを楽しんでみてほしい。

下町の夢と想いを乗せて。『下町ロケット』

続いては、日曜劇場『下町ロケット』。本作は、『半沢直樹』の作者でもある池井戸潤原作のテレビドラマだ。簡潔に説明すると、ロケットの打ち上げに人生をかける企業と技術者たちの熱い物語である。下町の中小企業である佃製作所が大手企業とタッグを組み、ロケットの打ち上げに参画するという激アツ展開に、多くの視聴者が熱狂したものだ。

そんな壮大なドラマの第二期、第6話で亀戸のスナックがロケ現場として登場。

ロケ地として使われたのは「スナックJJ」。
第一期で自社のバルブシステムを搭載したロケットの打ち上げに成功した佃製作所だったが、その後ロケット計画中止の可能性が浮上、農機具メーカーからの取引削減など、会社の今後が心配される状況になっていた。
そんな中、実家の跡を継ぐことになった佃製作所の元経理・殿村直弘(立川談春)が、かつての同級生である稲本彰(岡田浩暉)に個人で農業をせずに、農林業共同組合に入るように勧められる。
その交渉が行われたのが「スナックJJ」で、物語が「宇宙から大地」へと変わっていく上での一つの鍵となるシーンだ。

佃製作所を辞めたはずの殿村が、なぜ佃製作所の今後を左右する存在になるのか注目しながら作品を見てもらいたい。

残業ゼロ!定時で帰る!『わたし、定時で帰ります。』

働き方改革が叫ばれている中、各所で話題となったのがドラマ『わたし、定時で帰ります。』。
入社10年目の主人公・東山結衣(吉高由里子)は、「どんなに忙しくても残業をしない、定時で帰る」ことをモットーにしている女性。どんな逆境でも、結衣はその考えを貫き通せるのかが本作の見どころとなっている。

亀戸が登場したシーンがこちら。

種田晃太郎(向井理)が旧中川の「ふれあい橋」で走っているシーンだ。主人公と関係ないんかい!と言うツッコミは控えていただきたい。イケメンが走るだけで、画面映えするのがこのスポットの強みである。
と言うのも、ふれあい橋は『監察医 朝顔』、『ウチの夫は仕事ができない』、『下剋上受験』にも登場するなど、過去多くの作品でロケ地にされてきた。日本ドラマの橋映えを支えてきたと言っても過言ではない。

ちなみに『わたし、定時で帰ります。』は、江東区近辺を多くロケ地に使っているので、スポットに注目して見てみるのもおすすめだ。

無性に切ない『男はつらいよ 寅次郎夢枕』

誰もが知る名作『男はつらいよ』シリーズ。
テキ屋稼業の「フーテンの寅」こと車寅次郎(渥美清)による人情喜劇。毎回旅先で出会ったマドンナに惚れるものの、恋に破れて故郷の柴又へ戻ってくるのがお約束となっており、日本各地の風景とともに寅さんの恋愛模様を楽しむ作品だ。

今作は、寅さんが町で美容院を始めた幼なじみの志村千代(八千草薫)と再会する胸キュン展開からスタート。お互いを意識し合うようになるのに時間はかからなかった。とにかく、うまくいきそうでいかないもどかしさにギュンギュンする作品だ。

そんな本作では、亀戸天神社が重要なシーンに抜擢された。

寅さんと千代さんのデートシーン。やっと王道シーンの紹介である。
デートとは言いつつも、まだ付き合ってはいない。ここで千代が一歩踏み出し、「寅ちゃんとなら一緒に暮らしてもいい」と告白をするのだが…。あろうことか寅さんは濁してしまう。シリーズの中でもマドンナからプロポーズされる展開はほとんどなく、珍しいシーンとなっている。かなり切ない。
二人の行末はぜひ本編で。とは言え、前シリーズの流れを見ていれば結果は何となく想像がつくと思うが…。

ある意味伝説を作り上げた実写版『デビルマン』

Amazonレビュー平均評価星1.9。65%の人が星1をつけた伝説の作品『デビルマン』。
この作品は、永井豪の名作漫画『デビルマン』を実写化したものだ。悪い意味で期待を裏切らないといろんな意味で伝説となっている。なぜそこまで言われるのかを紐解きながら、亀戸のロケ地についても紹介しよう。

まず大切なことをお伝えすると、本作は亀戸のサンストリートが要と言っても過言ではない。
サンストリートは今はなき亀戸の商業施設。地球滅亡レベルの大規模な設定の割に、なぜかこのサンストリートのシーンが大量に出てくるのだ。

例えばこのシーン。


ニュースキャスター役のボブ・サップの登場シーンだ。この背景すべてがサンストリートである。
ボブ・サップは人類が破滅に向かう過程をニュース番組で報道しているのだが、そのニュースを流している街頭モニターは、サンストリートの屋根の支柱だ。Y字に分かれる支柱の隙間にニュース映像を合成して街頭モニターにするという強引な手法を使っている。

それ以外にもなぜ?どうして?と疑問を持たずにいられない場面が数多くある。
主人公がデビルマンになったシーンでは「あー、おれ、デーモンになっちゃったよー」とあまりにも軽いリアクションだったり、それに対して「ハッピーバースデー!デビルマン!」と祝福する親友などツッコミ不在で進んでいく。

ちなみに物語後半、サンストリートはめちゃくちゃにされ、かつての亀戸の聖地は無残な姿になる。
作品に関することはここでは語りきれないので詳しくは本編を見てほしい。

 

今回は王道シーンから謎シーンまでご紹介した。今回ご紹介した作品以外にも、亀戸がロケ地として使用されている作品は多数ある。作中で「あれ?これ亀戸かも!」と気になったシーンがあれば、是非カメイドタートルズにご一報いただければ幸いだ。

Edit by カメイドタートルズ編集部