編集部ライターの愛亀である、はなを連れ、亀戸のちょっとオシャレでオモシロイ写真屋『JIGGAJI(ジガジィ)』に訪れた記事の後編。
前編はこちら。
急がばまわれのクールダウン
早速、スタンプ用の写真撮影を始めようとしたその時だった。
はな、逃走。
亀はトロいなどと誰が言ったのだろうか。カメラのピントが合わないほどに走りまわる はな。思えば、編集部ライターの元で20年間、箱入り娘として育てられた彼女にとって外出自体が初めての経験。陸の上の世界に憧れた人魚のように、塔の上に閉じ込められたお姫様が外の世界に憧れたように、見るもの全てが初めてでテンションが上がっている。
「あああ!すみません!!ちょっと興奮しちゃってるみたいです、勝手に撮影ブースにまで入っちゃいました!」
「大丈夫ですよー。そっちの方も何があるか気になりますもんね」
焦る飼い主へ優しい言葉をかけてくれたのは、クリエイティブ・リーダーの犬塚さん。
通常のスチール撮影以上に専門の知識や技術が必要な動物写真。その知識をもつ犬塚さんが中心となりJIGGAJIでは様々なペット撮影を行っている。
ちなみに、この日犬塚さんが着ていたTシャツは亀戸の地域まつり「五渡亭まつり」Tシャツ。亀戸を愛する素敵な男だ。
興奮冷めないモデルにはタオルをかぶせて一旦クールダウンをしてもらい、落ち着くまでの間にお店やインコたちの話を伺うことにした。
「・・・。(暗いとこって落ち着くのよね。)」
はじめはコンセプトカフェだった『JIGGAJI』
「お騒がせしました。JIGGAJIさんは写真屋として20年の歴史があるとホームページに書いてあったのですが、ずっとこの場所でやられていたのですか?」
「この場所に移って来て6年ぐらいです。はじめは五之橋通りの交差点近くでコンセプトカフェみたいな形で営業をしていたんです」
「コ、コンセプトカフェですか?」
「そう、写真屋なんだけどカフェスペースがあって、奥でネイルもしていたっていう。でもカフェ自体が忙しすぎて写真屋の仕事が出来なくて・・・。お店がオープンして1ヶ月くらいでやめようと思ったんだけど、建物が10年契約だったのでとりあえず続けて、こっちに移転してから、やっと写真屋だけになりました」
「そんな歴史があったんですね。ちなみにここで働いている方々は、皆さんがカメラマンなんですか?」
「ええ。みんな写真が撮れてレタッチまでも出来るんです。今はリモート中心なのでオフィスに居る人数は少ないんですけど、まだ他にもいますよ」
「普段は外で撮影することが多いからね。スタジオフォト以外に地域イベントとか学校の行事とか卒業アルバムの撮影とかもやっているので」
「うちの写真屋は、学校写真の撮影がメインで、その一方でロケーション撮影として七五三や記念日の撮影・アルバム制作をやっているんです。ちなみにこの建物以外にも契約しているハウススタジオがあるのでそっちで撮影することもあります」
「ちなみに、LINEスタンプの制作はいつから始めたんですか?」
「去年の新型コロナウイルスの流行以降、メインの学校行事の撮影が軒並みなくなってしまって。これはマズイってなって、みんなで何が出来るかを話し合ってつくりました。今年は新たにショートムービー制作も始めたんです!」
「いつもの日常を特別な一瞬に」をコンセプトに、子どものありのままの表情・行動・感情の動きなどが映画のようなテイストで約3分の動画になるサービス。
ポチ部長は、〇〇祝でやってきた
「名物スタッフのインコたちは、どういったきっかけで加わったんですか?」
「一番初めのポチは、このビルへの転居祝にって当時のスタッフがいきなり持ってきたんですよ(笑)でも実は私、鳥があまり好きじゃなくて正直無理!ってなったんだけど、置いて帰るわけにもいかないでしょ。だから自宅に連れて帰って、また出勤のときに連れてきて・・・ってやってるうちにハマっちゃったんです」
「まんまとインコ沼にハマってしまったんですね」
「で、そこからちょんまげを飼って、その翌々年の母の日に娘からもらったのが まめちゃん」
インタビュー中、編集部の荷物と靴を守る、ポチ・ちょんまげ・まめ(手前から)
「最後のタコちゃんだけ、シロハラインコって言って、3羽(オカメ)とは違う種類の子になるんだけど、お店で一目惚れしちゃって
前からずっと欲しくて念願叶ってうちの子になったの」
ママである仁科さんにべったりの甘えん坊 タコちゃん
「この子たちと一緒に出社して、就業中は自由にさせてます。フロアを歩いたり、ご飯を食べたり、作業中のスタッフの上に乗ったり・・・って感じで一日過ごして、また一緒に帰るんです。ちなみに、他の子たちはケージに入れて運ぶんですけど、タコちゃんだけはココに入れて出社してます」
手に乗っているタコちゃんを、おもむろに着ていた服の中にしまい込んだ仁科さん。タコちゃんもいつもの習慣とばかりに首元から顔を覗かせる余裕っぷりである。
「ええ!逃げたりしないんですか?」
「全然!むしろ大人しいぐらい」
「それは安心しました。にしても、インコたちが歩き回っている職場って楽しい雰囲気があって素敵ですね。あ、そういえば、このビルのエレベーターホールに変な豚の貯金箱があったんですがご存知ですか?」
「ああ!あれ、うちが置いたの!(笑)もともとは小さいやつだけだったんだけど、一回り大きなのが手に入ったからお姉ちゃんってことにしてセリフつけたりしてます。たまーにセリフ書き換えたりしてるんですよ。ちなみにもう1体いるのでいつ置こうか画策してます」
犯人はこのお店だったか。
亀に乗ったインコ
そうこうしている間に、愛亀はなの様子も穏やかになったので撮影本番へ。
今回は、LINEスタンプ“風”の画像を計8パターンを制作するために様々な角度やポーズで、はなを撮影する。
「うん。可愛いね、はなちゃん調子いいねぇ!」
犬塚さんにお褒めの言葉をいただいて、気を良くしたのか、段々と動きが活発になる はな。
ひっくり返ってからのこのドヤ顔である。親バカなのかもしれないが、すごくいい表情をする亀だと思う。
いよいよ本日最後のカット、タコちゃんとの2ショットだ。
そっと、はなの甲羅にタコちゃんを乗せると…。
ま わ っ た !!!!!
予想外の動きに驚くタコちゃん。突如置かれた地面が動けばそんなリアクションにもなるもんだ。とはいえ、撮影は無事終了。
完成、カメイドタートルズLINEスタンプ“風”画像
今回撮影した素材を元に、カメイドタートルズ編集部で考えたセリフを入れてもらったLINEスタンプ“風”画像が完成した。その名も「亀戸を愛する人なら絶対に使える、カメイドタートルズオリジナルLINEスタンプ“風”画像」。
ダウンロードはこちら
実際にLINEスタンプとしての提供は行っていないが、画像形式で上記からダウンロード可能だ。
こちらは使用イメージ。
ぜひこのカメイドタートルズLINEスタンプ“風”画像を使用して、カメイドタートルズしかり亀戸の町の魅力を伝えてもらいたい。
尚、JIGGAJIのLINEスタンプメニューでは、撮影からオリジナルコメントのはめ込み、スタンプの申請まで全てを行っていただける。
その他にも、スタジオ、出張、ペット、動画・・・と豊富な撮影メニューが揃っている。
記念日ではなくても、大切なご家族や可愛いお子さん、自慢のペットをプロのカメラマンに撮影してもらってみるのもいいだろう。
スポット紹介
住所:〒136-0071 江東区亀戸6-2-1 SHIROU HOUSE Ⅱ 201
電話番号:03-5609-8811
アクセス:JR 亀戸駅 北口より 徒歩6分/都営新宿線 西大島駅より 徒歩8分
営業時間:9:00〜18:00
定休日:土・日・祝
Edit by カメイドタートルズ編集部