亀戸情報のリサーチをしていた際に偶然発見した、亀戸ご当地紹介サイト『亀戸さんぽ』。
競合サイトをつぶす目的で、同じ亀戸の魅力を発信するサイトとして管理人にインタビューを申し込んだ。今回は亀戸さんぽ管理人へのインタビュー篇。
前編はこちら
『亀戸さんぽ』管理人インタビュー
「おたくのサイト、どうせカメイドタートルズを見て真似したんでしょ。亀戸の魅力を伝えたいなんてきれいごと言って。確かに亀戸は語りつくせないほど、魅力がたくさんある町だけど、どうしてサイトを作ろうと思ったのよ?」
「真似してないです!私は亀戸に住んで18年になります。でも、まだ行ったことがないお店がたくさんあって。私は一人で行動することが多いんですけど、亀戸にあるお店ってちょっと足を踏み入れにくい雰囲気の、昔ながらのお店が数多くあるじゃないですか。でも入ってみたらとても素敵なお店だったり。そんなお店を私も知りたいし、記事で紹介することによって、私のように一人で入店するのを躊躇していた人の背中を押してあげられるかなと思ったのが理由です」
「ちゃんとしてるじゃない・・・。でも、じゃあなんでこのタイミングよ!18年も住んでたのになぜ今になってサイトを立ち上げたのよ?」
「以前勤めていた会社を辞めたあと職業訓練校に通ったんです。そこでPhotoshopやHTMLなどのweb系知識を学びました。結局、web関係の仕事に就くことはしなかったのですが、その際に学んだ知識を形にしてみたいと思ったんです」
「努力家じゃない・・・。あ!でもその話し方から察するに、亀戸以外のご当地サイトも運用しているんでしょ!色んな町のwebサイトを量産して荒稼ぎしてるんだ!」
「いえいえ、個人ブログはやってますけど、このようなサイトは『亀戸さんぽ』だけです。本当にこの町が好きなので、新しい就職先も亀戸にある会社にしました」
「一途じゃん・・・。ちなみにカメイドタートルズは知っていましたか?」
「はい、楽しく拝見しています。イケメンとデートする記事あるじゃないですか。あの記事をTwitterで見かけたのが知ったきっかけです。普通にお店を紹介するだけでなく、独自の視点で色々と工夫をして記事を書かれているなと思っています」
「あ、ありがとうございます・・・。というか、色々と難癖を付けて誠に申し訳ございませんでした。サイトの立ち上げから記事のライティング、画像作成など全てお一人でやられているなんてすごすぎます。しかも、本業をしながら更新してるんですよね?」
「土日休みの仕事なので、休みの日にプライベートもかねて取材。平日に記事を書いています。あくまでも趣味なので大変に思ったことはないですね」
亀戸歴18年『亀戸さんぽ』管理人のおすすめの店
「今後、取材したいと考えているお店などありますか?」
「立ち上げたばかりなので、まだ王道店舗の紹介が多いですが、いずれはニッチな場所も取材したいと思ってます」
「亀戸で好きな場所ありますか?」
「ベタですけど、やっぱり亀戸天神ですね。藤の花まつりは毎年行っています。今年は、10月末に菊祭りが開催されることになったので、そこにも足を運ぼうと思っています」
「あと個人的におすすめのお店は、亀戸5丁目にある『やきとりもんじゃ山本』。昭和レトロな素敵なお店です」
「え、知らない・・・」
「普通のもんじゃって、明太もんじゃ、カレーもんじゃというふうに、具体的な中身が決まっていることが多いですよね。でもそこのもんじゃは、ベースの1種類だけ。それに自分でトッピングをして、オリジナルもんじゃをつくる方式なんです。もんじゃだけでなく串焼きも美味しいし、値段もリーズナブルなので是非行ってみてください」
「勉強になります。なんか色々とすみませんでした」
「こちらこそ、立ち上げ間もない弱小サイトなのに取り上げてくださってありがとうございます」
「お住まいになられて18年とのことですが、亀戸の町は変わりましたか?」
「良くも悪くも変わらない町ですね。でも、サンストリートがなくなったのは衝撃でしたね。春になるとサンスト2階から桜並木を眺めるのが好きでした。それがなくなって残念に思っていたのですが、先日緑道公園を歩いているときに、今建設中の施設が見えたんです。サンスト時代に桜並木を眺めていた場所に窓ガラスが設置されていて。どうなるか分からないけど、また、あそこから桜を眺められたらいいな。なんて思ってます」
「最後に亀戸の魅力を教えてください」
「一つは人情があるところ。亀戸に初めて住もうと思った時、物件を紹介してくれた地元の不動産屋さんがすごく親切だったんですよ。それがきっかけで亀戸に住み始めましたしね。あとは、生活のすべてが亀戸で完結すること。駅周辺に行けば洋服や日用品が揃うし、ご飯屋さんもたくさんあります。最悪、お隣の錦糸町にいけばいいですからね。そんな商業エリアと住宅街のバランスがとれているところが、18年も住んでいる理由です」
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「ボス、報告だ。『亀戸さんぽ』は問題なし。繰り返す、問題なし。素敵な亀戸ご当地サイトだった」
「そう、では亀戸の魅力を発信する同志として協力関係を結ぶことにするわ。報告ありがとう」
亀戸某所
「全ては思惑通り・・・『カメイドタートルズ』も『亀戸さんぽ』も、いずれ我が手中に・・・フッフッフ」
※この物語は事実を元にしたフィクションです。かなりの脚色を加えています。
サイト紹介
Edit by カメイドタートルズ編集部