突然だが、亀戸に天候を操る「リアル天気の子」がいるのをご存じだろうか。
それは2019年のネットニュース。高橋みなみさんがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの「高橋みなみの『これから、何する？』」にて、オカルト研究家の山口敏太郎氏が「リアル天気の子が亀戸にいる」という発言をしたのである。なんでも、その人物は山口敏太郎氏の目の前で天候を操り雨を降らしたというのだ。
実際に、山口敏太郎氏をお呼びした。
山口敏太郎
登録者数7.7万人を超えるYouTubeチャンネル「ＡＴＬＡＳラジオBintarou Turtle Company Yamaguchi」や作家、オカルト研究家として活動している。「有吉マツコの怒り新党」や「ビートたけしの超常現象Xファイル」といったテレビ番組にも多く出演している。
「以前、ラジオで発言していた天候を操るドラゴンマスターなる人物の話は本当でしょうか？」
「はい、ドラゴンマスターは実在します」
「なぜ断言できるんですか？」
「天候を変えるのをこの目で見ましたから。それに、亀戸で一緒にご飯を食べたんですよ」
天候を操るドラゴンマスターの噂は本当だった。正直なところ、嘘ではないかと疑っていた編集部だが、本人が事実を認めるなら信じるしかない。
「そもそも、ドラゴンマスターとは？」
「ドラゴンマスターは天候を変える事ができる人です。龍は自然を司ると言われているため、龍使いなどとも呼ばれています。天候を操る事ができ、雨乞いはもちろん、その逆に晴れにすることもできると聞いています。戦前はたくさんいたんですけど、もう絶滅してしまったと思っていました」
「そんな希少な人とどうやって知り合ったんですか？気象だけに・・・」
「ドラゴンマスターとの出会いは、向こうからのコンタクト。『私は天候を変える能力がある』ってね。こんな仕事をしているから、たまにこういう連絡は来るんだけど、自分から売り込みに来た人は珍しかったよ」
山口氏の元に送られてくる情報は「知り合いがこんな能力を持っている」というような、第三者からの情報提供が多いそう。一方で自分から能力を持っていると売り込んでくる人は、たいていの場合、偽物だそう。
「自分で売り込んでくる人は怪しいのが多くてね。大半が厨二病だったり変な人だったりするから、今回もそうかと思っていたんだよ。まぁせっかくだから亀戸で会うことになったんです。それで本物か確かめるために『天候を変えてください』ってストレートに頼んでみたら、『2時間くらいかかりますが、いいですか？』って、了承したんだ」
「（2時間あれば、天気は変わりそうなものだけど）」
「ご飯を食べながら、ゆっくり待っていたんです。正直2時間無駄になると思ってましたけどね（笑）。でも2時間後、暗雲が空を覆って雨が降り出したんです。それまで晴れてたんですよ？」
「実は他にも『天候を操る』みたいな話は聞いたことがあったけど、実際に見たのは初めてだったから、あれは驚いたねぇ。また、亀戸は不思議な人や場所が多いから、年に数回は足を運ぶんですよ」
以前、カメイドタートルズでは「おいてけ堀」という亀戸の怪談について取り上げた。
おいてけ堀
江戸時代、亀戸付近の水路では魚がよく釣れたのだが、しばしば「置いてけ〜」と、お堀の中から声が聞こえ、もし釣った魚を置いていかなければ、そのまま堀に引き込まれてしまうという怪談。
その堀にお坊さんを連れて行き、除霊をしてまわるという企画だったが肝心な幽霊が出てくることはなかった。
「以前こんな企画でおいてけ堀を取材したんですよ」
「あぁ、おいてけ堀ね。行ったことあるよ。でも何も感じなかったなぁ。昔は河童の仕業だったのかもしれないけど、今じゃ人が増え過ぎたせいで場所を変えてしまったのかもね」
おいてけ堀の怪談は河童の仕業だという山口氏。
「先程、亀戸には不思議な人が多いとのことでしたが、他にどんな方がいらっしゃるんですか？」
「気功って知ってる？あれの使い手が亀戸にいるんだよ」
「武道とかで気功って聞いたことがあります」
「その気功を使ったマッサージをしている人が亀戸にいるんだ。その人は『ゴッドハンド』って呼ばれてて、マッサージをされると手の平から温かい何かが出ているのを感じとれるよ」
「ちなみに『ゴッドハンドの師匠』もいて、その人は「鍼（はり）師」。鍼が回転しながら刺さっていくのを目の前で見られるんですよ」
実際に両者の施術を受け、感銘を受けたという山口氏。それ以来、ゴッドハンドの元に通っているとのこと。
「若い頃に比べて私も無理ができなくなってきているけど、まだまだ動けているのは、ゴッドハンドのおかげだね」
ドラゴンマスターは実在したのだ。また亀戸には多くの特殊能力者が存在しているらしい。
後編では神秘の町、亀戸を山口敏太郎氏とともに巡る・・・。
Edit by カメイドタートルズ編集部
