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  • >亀戸の大道芸を子どもたちはどう思っているのか? ホコ天レトロフューチャーで本音を聞きだしてみた。

亀戸大道芸。

それは月に一度、歩行者天国となった亀戸十三間通り商店街で楽しむことができる大道芸人によるパフォーマンス。以前、カメイドタートルズでも紹介させていただきました。

亀戸大道芸についての記事はこちら

 

ところで、2月23日(日)の亀戸十三間通りはいつもと雰囲気がなんだか違いました。

その名も「亀戸大道芸ホコ天レトロフューチャー」という特別イベントが開催され、普段は6~7組の大道芸人がパフォーマンスを行っているのですが、この日はなんと20組という大所帯!

妖怪百鬼夜行さながらに、様々な衣装に身を包んだ大道芸人たちが歩行者天国を埋め尽くして、エンターテインメントを披露してくれる周年特別企画だったのです。

 

総勢20組が集結!亀戸大道芸ホコ天レトロフューチャー

早速、なんだか変な人すごそうな人を見つけました。

 

弥勒菩薩像……。ピースをしてカメラ映りを気にするところや、ちょいちょいチップを要求するパフォーマンスなど、あふれ出る煩悩を感じます。

 

しゃちほこ

からの、しゃちほこ。

他にも、実に多種多様な芸をされるパフォーマーの方々が集まっていました。

 

 

 

 

とにかく、色んなパフォーマーの方々が十三間通りの先々で芸を披露しています!

この日も多くの観客が足を止め、このイベントを楽しんでいました。

 

ところで亀戸の子どもたちはどう思っているのか?

ところで、この月に1回の大道芸イベントについて、亀戸の子どもたちはどう思っているのでしょうか?

大人たちが裸になったり、火を吹いたり、危ないことをしているのを見て、怖くないのでしょうか?


こちらは、ジャグリング&アクロバットコメディー ひぃろさんによるパフォーマンスの一幕。

突然ひぃろさんに指名された少年。緊張しているのかとっても表情が硬いです。果たして大丈夫でしょうか?

 

まずは、パフォーマンスのお手伝い。少年の表情は硬いままですね。

 

ひぃろさんも必死に、子どもを楽しませようと頑張ります。

大道芸のパフォーマーの方々は基本、子どもが大好きなんです。

 

バルーンアートなど、子どもが喜びそうな芸にもチャレンジしますが…

 

通用せず。無念です。

 

しかし、そこは世界を渡り歩いたパフォーマー(自称)。

 

 

本気のパフォーマンスを披露して会場を沸かせます!

 

あの笑わない少年もついに笑顔に! 最高のパフォーマンスです!

 

 

いつの間にか周囲には人だかりができており、多くの子どもたちが亀戸大道芸のパフォーマンスを見て笑顔になっていました。

これはどうやら、子どもたちにも大道芸は人気なのでは?

 

子どもに話を聞いてみる

例の少年と、お姉ちゃんがインタビューに答えてくれました。パフォーマーの方々と絡んだ感想を聞いてみると

 

「初めは緊張して、うまく笑顔を作れなかったけど、とっても楽しかった!」

 

との回答が! めちゃくちゃ良い子じゃん!!!

この年齢で笑顔は作りにいくスタイルなのが、素直にすごいなって思いました。

 

そうこうしている内に…

 

また、なんかすごいのがやってきた!!!

怒涛のように楽しいパフォーマンスが押し寄せる、亀戸十三間通り!

 

非日常感の連続に子どもたち大興奮!

アニメやゲームの世界さながらのキャラクター性をもつ、大道芸人たちに大興奮の子どもたち。

 

 

異様な見た目の彼らですが、子どもたちに対してもサービス精神豊富。また、一見近寄りがたい雰囲気に大人たちは一歩離れたところから見守っていることも多いのですが、子どもたちにはそんなこと関係ありません。優しい大道芸人と積極的な子どもたちによって、十三間通り商店街は常に温かい空気に包まれていました。

 

 

「カクカクした動きがとても不思議だった!」と元気に話す男の子と、アニメーションダンスパフォーマーの扇せんす。

 

 

「みんな面白かったけど、その中でもアンティークドールリリーがお人形さんみたいで可愛くてお気に入り」と話す女の子。

 

 

女の子たちから人気だった長谷川あひるさんの紙芝居。

 

 

多くの男の子たちが足を止めて見入ったTOMIのパフォーマンス。

このように、亀戸に根づいた大道芸の文化は子どもたちにも受け入れられていることがよくわかりました。

 

まとめ

皆に笑顔を届けた大道芸人たちのパフォーマンス。見事としか言いようがありませんでした。大人から子どもまで、みんなが亀戸の大道芸を楽しみにしています。

亀戸で大道芸を楽しめるようになって今年で5年目ですが、こうまで彼らが住民たちに愛されているのには理由があります。1つは彼らの圧巻のパフォーマンス。そしてもう一つは、地域のことを想う彼らの気持ちです。

この日も朝から、パフォーマーの方々が地域住民と一緒に亀戸の街のゴミを拾い、清掃活動に励んでいました。

自分たちのパフォーマンスを披露するだけでなく、その舞台である亀戸の街を大切に考えてくれているのです。

パフォーマンスの最中、異様な見た目をしているにもかかわらず、どことなく温かみや親しみを感じてしまうのには、そんな彼らの優しい心が影響しているのかもしれません。

 

亀戸の地域に根ざした「大道芸」という新しい文化。

亀戸の子どもたち同様、大人たちが大切に守りながら、成長を見守っていきたいものですね!

Edit by カメイドタートルズ編集部