亀戸にあるお弁当屋さんキッチンDIVEで働くPinちゃん。彼女は、店員の垣根を超え、マルチに活躍する亀戸のアイドルのような人だ。過去にも、カメイドタートルズで特集させていただいた。
詳しくはこちら:【前編】1人飲み好き女子Pinちゃんのハシゴ酒。下町情緒溢れる亀戸の夜を飲み歩く
前回の記事の反響が大きく、我々としてもまたPinちゃんの飲み歩きを特集したい!と再オファーしたところ、快くOKしてくれた。ということで、今回もPinちゃんのハシゴ酒に密着させていただいた。さらに、予算を1万円に設定し、亀戸でどれだけ食べ飲みができるかも検証する。
ちなみに、前回は顔出しNGだったPinちゃんだが、メディア露出が増えたこともあり今回は顔出ししていただいている。
Pinちゃん曰くお店の選定基準は「安くてうまい最高の店」だそうだ。とても楽しみである。
予算は1万円!再び亀戸を飲み歩く
今回、Pinちゃんと待ち合わせしたのは真昼間の「梅田屋」。多くの飲み屋が並ぶ通り沿いにある立ち飲み屋だ。昼の時点で、お客さんが多くいるのが亀戸らしい。
「今日はよろしくお願いします!さっそくですが、こちら本日の予算1万円です」
「ありがとうございます。それにしてもカメイドタートルズさん、私を殺す気なんだと思ってました」
「え!?急に何でですか。我々そんなに態度が悪かったですか!?」
「そうではなくて!センベロの町で予算1万円だなんて私を酔い潰す気なのかなって(笑)」
「………あ、確かに。1000円でベロベロなのに、10倍の金額設定にしてしまいました。すみません、普通の町基準で考えてしまってて」
「亀戸のコスパの良さをなめたらダメですよ。まあ、今から考えても仕方がないのでとにかく飲みましょうか!」
本日1杯目はレモンサワーだ。ザクザクのレモンがたくさん入っていて豪華。
「ん〜、美味しい…!このレモンサワーは、愛媛県産のレモンを使っていてとてもフルーティーなんです」
「とても美味しそうです。ところで、Pinちゃんって1杯目に注文するお酒にこだわりはありますか?」
「特にないですけど、お店によって力を入れているお酒が違うので、なるべくお店の一押しを注文するようにしてます」
「すみません、中(おかわり)ください」
「早っ。相変わらず飲むの早いですね」
「中は190円でたっぷり入れてくれるのでコスパ最強ですよ」
「今回の企画的には茨の道を選択してますけどね!」
「おつまみもたくさん頼んじゃいました。つくねピーマンのピーマンは氷水でキュッとしめているからシャキシャキなんです!お酒が進みますね」
軽快なペースで飲み、豪快に食べ進めていくPinちゃん。それと同時に、厨房内では謎の盛り上がりが起きていた。
「カメイドタートルズさん!今、職人が玉ねぎ切りをしているので、ぜひ見てください!」
「玉ねぎ…?」
み、見えない…!!何という速さの玉ねぎ切り。速い、速い。
「あとこれも。焼き鳥の下ごしらえなんですが、日本酒で浸してから焼くんです。なかなか裏側は紹介できないので、ぜひ」
「絶対うまいやつ!」
玉ねぎ職人の玉ねぎの和え物と、下ごしらえをしっかりした焼き鳥がPinちゃんの元に運ばれてきた。
「美味しい!玉ねぎの辛みと卵のマイルドさがマッチしてて最高です。焼き鳥も日本酒で浸すことでコクが出て、やみつきになります」
「本当にここの料理は美味しいですよね。わかります」
「うんうん、最高ですよね!」
……ナチュラルに一般客が割り込んできたが、Pinちゃんと親しげにしているあたり、おそらく知り合いなのだろう。亀戸で飲み歩いていれば、飲み友達がいてもおかしなことではない。ちなみに、顔出しでの出演交渉をしたところ「ここにいることがバレるとまずい」と拒否されてしまった。人間、何かとあるのだ。
Pinちゃん、共通の話題で盛り上がる
「あ、そうだ。あれやりましょう!」
「あれって何ですか?」
「美味し◯ぼ観賞会。梅田屋さんに来ると大抵見るんですよ!」
「なぜ!?」
「始まりは何でか忘れちゃいましたけど、いつも見てるんですよね」
「最高ですね!見ましょう見ましょう」
それから他のお客さんも巻き込み、美味し◯ぼで盛り上がった一同。アニメを見ながら、放送時間のジェネレーションギャップに盛り上がったり、せっかく作ってくれた味噌汁を食べない主人公・山岡について討論したり、各々作品に対する熱い思いを発表し合った。これは何の取材だったのか。
梅田屋では、レモンサワー8杯とかなり飲んで食べたのにもかかわらず3640円という結果に。コスパ最強の町、亀戸恐るべし。
「梅田屋さんどうでした?キッチンDIVEの店長も行きつけのお店なんです」
「そうなんですか!地元の人から愛されるお店なんですね…」
「でも結構盛り上がっちゃいましたね。あのお客さん、初対面だったのに」
「え!?さっきの方、知り合いじゃなかったんですか?」
「今日初めて会いました」
こういうことが起きるのも亀戸なのだ。我々は1万円を使い切るべく次のお店へと向かった。
後編へ続く。
※今回の取材はコロナ情勢に配慮し、夜20時以前の実施となっています。
スポット紹介
住所:〒136-0071 東京都江東区亀戸5-16-3
電話番号:03-6873-5543
アクセス:JR総武線亀戸駅 徒歩5分
営業時間:平日:15:00〜22:00、土日:12:00~22:00
※現在は新型コロナウイルスの影響で20時閉店となっております。
定休日:不定休
Edit by カメイドタートルズ編集部